神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2021年6月25日 エリアトップへ

70周年を迎えた寒川町婦人会の会長を務める 平本正子さん 倉見在住 73歳

公開:2021年6月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

作り続ける一婦人

 ○…発足が戦後まもなくという町婦人会。当時は女性向けのサークルなどもなく「お嫁さんになったら婦人会」という雰囲気があったらしい。現在の会員数は50人ほど。コロナ禍で制限はされたが、地道に動いている。小学校の通学路を仲間に歩き回り、消えかかった横断歩道を見つけたり、信号が必要と分かれば町に要望を出している。今は難しいが、子ども向けの料理教室を何とか再開したいという。「玉ねぎを刻んで涙している子が、本当に可愛い」としみじみ。

 ○…東京都葛飾区出身。サラリーマン家庭で、小さい頃は母の手製の服を着ていた。ミシンを踏む後ろ姿を見て育ち、自身も洋裁学校に通って服を縫うようになった。結婚を機に倉見に転居。夫・清さんの単身赴任をきっかけに婦人会に入り、一人になった時間を注ぎ込んだ。10年ほど前から会長を任されているが、70周年の節目に予期せぬコロナ禍が重なった。仲間と会う機会も限られるなか、何とか記念広報紙の発行にこぎつけた。自宅の玄関はレース作品や紙素材の編みかごが彩る。これらも婦人会活動の一面で、制作に没頭するという。

 ○…モノ作りが好きな人は料理も達者だ。北部公民館の料理教室には10年通い、食卓に還元してきた。とりわけ家族に好評だったのが鳥の唐揚げ。子どもの運動会となれば弁当に欠かせない。そんな朝はなぜか清さんが唐揚げ作りを買って出た。清さんは8年前に他界し、最近はスーパーで唐揚げを買うようになった。家の表札は今も「平本清」。車の運転は清さんの役目で、愛車のあった駐車場がぽっかり空いている。「夫の仕事だった草むしりをしなきゃ」。思い出を交えて笑い、口元を押さえるとキラリ、指輪が光った。

はしもと修一町政報告会

5月21日(日)寒川町南部公民館で開催!ご参加無料

<PR>

寒川版の人物風土記最新6

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月26日

深澤 文武さん

4月1日付けで寒川町副町長に就任した

深澤 文武さん

小谷在住 59歳

4月12日

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市在住 60歳

3月29日

大澤 文雄さん

瑞宝双光章を受章した元寒川町教育委員会教育長

大澤 文雄さん

倉見在住 72歳

3月15日

内村 徹さん

中学生硬式野球チーム「湘南茅ヶ崎ボーイズ」を初の全国大会に導いた

内村 徹さん

寒川町在住 41歳

3月1日

山田 仁子さん

県のなでしこブランドに認定された「PonCha」を手掛ける菱和園の代表取締役

山田 仁子さん

寒川町内在住 52歳

2月16日

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook