神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2021年11月19日 エリアトップへ

町民センター主催の寄せ植え講座で教える 原 静華さん 宮山在住 49歳

公開:2021年11月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

手をとりあって咲く

 ○…「同じ植物なのに向きを変えたり、アレンジ次第でまったく見え方が変わるんですよ」。花のプロフェッショナルとして寒川や海老名で寄せ植えなどを教えている。受講生は年齢も様々で、特に子どもの発想力には驚きの連続らしい。「同じ方が同じ材料で作っても心境の違いでまったく別の作品になる。見て分かります」。大きな目をさらに開いて語った。

 ○…愛川町出身で、小さい頃は近所のススキ草原をかき分けて遊び、顔にはいつも小さな傷があった。中学校の頃に図書室でたまたま理科系の一冊を手に取り、細胞や健康などの世界に引きこまれた。好きな分野で働こうと、臨床検査技師の資格を取得。製薬会社に就職すると、新薬の開発で朝から晩まで顕微鏡をのぞいたり、無菌室にこもる日も。「自分が携わった薬が病院に置いてあるのを見て、やる気につながりました」

 ○…会社で働くうちに花を周囲に飾るようになった。暮らしの彩りになり、心を穏やかにしてくれる花を発信したいという思いが芽生えた。結婚後に夫の千秋さんと観葉植物などを扱う「千秋園」を創業。まったく違う世界に飛び込み「最初は分からないことばかりで必死でした」。3人の母として子育ても両立し、赤ちゃんを抱っこして接客した日々も懐かしい。「お出かけしよう」と車で行く先は、きまって展示会や市場だった。

 ○…「動いていると素敵な人に出会える」が持論。八方除けにちなんだ八角形のさぼてんは、大学生とのコラボで商品化し、メディアの注目を集めた。地域のクラフト作家を招いたイベントも開く。「気軽に来て作品を作ってもらえたら。上手にできたと、たまには自分を認めてあげて」。頑張る人から、頑張る人たちへのメッセージだ。

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

寒川版の人物風土記最新6

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市在住 60歳

3月29日

大澤 文雄さん

瑞宝双光章を受章した元寒川町教育委員会教育長

大澤 文雄さん

倉見在住 72歳

3月15日

内村 徹さん

中学生硬式野球チーム「湘南茅ヶ崎ボーイズ」を初の全国大会に導いた

内村 徹さん

寒川町在住 41歳

3月1日

山田 仁子さん

県のなでしこブランドに認定された「PonCha」を手掛ける菱和園の代表取締役

山田 仁子さん

寒川町内在住 52歳

2月16日

中島 淳一さん

「江ノ電沿線新聞」への連載などを通じ地域の地蔵の伝承に努める

中島 淳一さん

藤沢市在住 67歳

2月2日

下里 宏規さん

2023年度第41回神奈川県優良産業人表彰を受賞した

下里 宏規さん

下里自動車株式会社代表取締役 64歳

1月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook