寒川版 掲載号:2022年1月21日号 エリアトップへ

3月29日から鎌倉・海蔵寺で書を展示する 寺原 聖山さん 小谷在住 70歳

掲載号:2022年1月21日号

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書に生かされる

 ○…個展ではコロナ禍の約2年間で書き上げた作品群を展示する。激しく舞うような書や、温もりが伝わる一字もあり、伝統を受け継ぎながら新しい表現を探そうという気概が伝わってくる。書家が目を細めてつぶやいた言葉が深い。「墨で表現するのは自分ですが、余白は自分ではない世界。そこをどう生かすかが大切」

 ○…宮崎県西都市出身。父の勧めで5歳の頃から書道を習い、19歳で日展に初入選。教員になった後も書道家として数々の賞に輝いた。10年前に定年を迎えた後は大和南高校の非常勤講師として教えている。生徒はメールやスマホが当たり前だが、珍しい書体を書いて見せると「すごい」と興味を持ち始め、手書きの年賀状をくれることも。「上達した後も続けてほしい」と嬉しそう。

 ○…「家では一日中書いてますよ」と妻の祐美子さん。結婚前に手紙を交わした時、あまりにも達筆で読めなかったという。今でも郵便物が判読不能で郵便局から戻る事がある。自宅のあちこちに書や筆が飾られ、漢詩について語り始めると止まらない。5年前のある日、握った筆がぽろりと転げ落ち、異変に気づいた。病院で脳梗塞と診断され即入院。視界がぐらぐら動き「人生が終わった」と感じた。

 ○…『がんばれ』。息子の大平さんが書いた色紙を、枕元に置き辛いリハビリに励んだ。以前の何倍も時間がかかったが、再び書けるまでに快復した。今は教壇と自宅で書を教えるほか、毎月飛行機で地元九州に通い、教えている。愛煙家で以前はどっしりした味が好きだったが、禁煙を目指して軽いものに変えた。少しでも時間があれば書く。紙に相対する時に真っ白の先に何かが見えるのだろう、横顔に喜びがみなぎっていた。

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