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寒川 人物風土記

公開日:2022.02.04

南部公民館の講座で相続や年金をテーマに語ってきた
三角 桂子さん
一之宮在住 52歳

頑張る姿を、子どものために

 ○…自宅近くの南部公民館で、「年金」や「相続」をテーマに講演してきた。社会保険労務士とフィナンシャルプランナーの自称「2刀流」。ウェブサイト用に執筆するコラムや記事も数多く、誰もがいつかは向き合うトピックを丁寧に噛み砕く。どれも専門用語が少なく、高校生でも読めそうだ。「私も最初は素人でしたから、読み手の気持ちが分かるというか」。最近は企業の依頼で給与明細の読み方セミナーを開いたり、公的窓口で相談に応じる日もある。常に携えるのは、社労士手帳と超軽量パソコン。フットワークの良さが伝わってきた。

 ○…社労士を志したのは、企業で事務を一通り担当したことが大きい。2人の子を育てるシングルマザーとして、お金について考えさせられたことも大きかった。家事もあり、試験勉強はいつも夜明け前。難関資格でもあり、不合格で心が折れそうになった時もある。「周囲に助けられた恩を返したかったし、頑張ることの大切さを子どもに伝えたかった。子どもが誇れる親になりたかった」。モチベーションを保ち続け、5度目の挑戦で合格通知が来た。独立後も勉強会などに足を運び、名刺を配り続けて自力で仕事を開拓してきた。合格通知はお守りのように携え、時折取り出しては初心を思い出す。

 ○…出身は茅ヶ崎。小さい頃はピアノ一筋だったが、中学の頃に知人の琴の発表を聞いて、その音色が琴線に響いた。高校時代から師のもとに通い続け、いま自宅には「生田流」「師範」の看板がある。南部公民館で地元っ子向けに琴の講座を開いた事もあり、ジブリ映画などの曲を弾いた事も。事業主として走り続けながら、時おりスイッチを切り替え、琴や三味線に没頭。仲間との合奏で心を潤している。

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