「高座」のこころ。実行委員会委員長 佐藤 龍二さん 一之宮在住 33歳
「楽しく」まちの魅力発信
○…「寒川町をもっと良くしたい」。官民一体となり、会社員やアーティスト、職人など地域を愛する有志で構成される「『高座』のこころ。実行委員会」。コロナ禍で思うように活動できないながらも、寒川への移住促進イベントを企画したり、地元企業の紹介動画を制作するなど「みんなで楽しく」をモットーに魅力を発信してきた。
○…委員長になって1年。「制約の多かった学生生活に少しでも良い思い出を」と、この春、町立3中学校の卒業生に、思い出の教室や恩師からのメッセージなどを収めたUSBメモリを贈った。「大人になり仕事で使うためにUSBを取り出す時が来るかもしれない。その時に思い出してくれたら。将来、地元を良くしたいと思うきっかけに少しでもなればうれしい」とはにかむ。
○…寒川で生まれ育つ。幼い頃から競輪場に祖父と遊びに行っており、いつしか夢は「競輪選手」に。中学では脚力を鍛えるために陸上部で汗を流し、自転車競技部のある高校へ進学。「俺はこの道で行く」と覚悟を決め練習に励み、難関と言われる日本競輪選手養成所の入試テストを一発合格した。「一度決めた事を途中で辞めるのはかっこ悪い」と、「厳しい」学校生活を皆勤で過ごし、20歳でデビュー。これまでに23回の優勝を手にした。「応援してくれている人の笑顔を見るのが1番楽しい。孫自慢をしている祖父を見ると、選手になって良かったとも思いますね」
○…2児の父でもあり、「すべての子どもたちに楽しく育ってほしい」と願う。そのためには大人たちが町を愛し、楽しむ姿を見せることが重要だと考える。委員会活動はそれを体現している。「みんなが興味を持ちそうなことをこれからも発信していきたい」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|