寒川 人物風土記
公開日:2022.12.02
自身が描いた数千枚の「花の絵」から厳選した12枚でカレンダーを制作した
吉田 和正さん
一之宮在住 82歳
花が醸す空気をより演出
○...花の美しさや可憐さ、優美な存在感など、花々が醸す空気や特徴をより演出できればと、似合う色紙を用いてはがきサイズの絵を水彩で描き続けてきた。著書に「いとしい孫たちのために 君たちのママに捧げる花の絵とママへのお願い(文芸社)」「四季のはがき絵 草花のつぶやき(日貿出版社)」「花を心の友だちに(銀の鈴社)」があり、今年はカレンダーに初挑戦。これまで描いた数千枚の花の絵の中から厳選した12枚と、文章を添えて制作した。「作るにあたり娘や孫たちが手伝ってくれた。完成してうれしい」と顔をほころばせた。カレンダーは12月5日(月)まで、お茶のまるしげ(岡田)で予約を受付中。
○...寒川で生まれ育つ。エンジニアとして大手メーカーに勤務する傍ら、「昔から好きだった」美術館巡り等で絵に触れてきた。油彩画「ひまわり」の作者で知られるゴッホの作品に衝撃を受け、「描きたい衝動に駆られた」と20歳頃から身近な花の絵を中心に制作を開始。油彩から水彩へと作風を変え、その中で「花をより魅力的に表現する方法」を模索し続けた。たどり着いたのが、微妙な色味や質感にこだわり「その花に1番似合う色紙に描く」こと。振り返ると、サラリーマンとして多忙を極めた30代〜40代に作品を多く残していた。「忙しいを言い訳に好きなことは諦められないよね」
○...退職後は、カルチャー教室の講師を務めたり、「子どもたちの豊かな感性を育みたい」と「吉田のじいじ」として地元の小学校で読み聞かせに参加。自身の著書も使用していきたいと言い、「身近な草花に触れることで、周りの小さな変化にも気づけるようになる。心の成長に少しでも役立ったらうれしい」と白い歯を覗かせた。
ピックアップ
意見広告・議会報告
寒川 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











