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寒川 人物風土記

公開日:2023.10.20

神奈川県司法書士会会長を務めている
坂根 隆志さん
藤沢市在住 55歳

司法書士は正義の味方

 ○…県内およそ1300会員を誇る組織のリーダーになり数カ月が経った。「私なりにやりたいことがあって」と手を上げ、その一丁目一番地が認知度の向上。成人年齢の引き下げや、来年度に控える相続登記の義務化など法や制度の変化でより司法書士が市井の中で果たす役割は大きくなる。「不動産や法人の登記だけでなく、身近な法律家として相続や遺言、裁判事務、成年後見など幅広く皆さんに貢献できることをアピールしていきたい」と力を込める。

 ○…藤沢で50年以上続く司法書士事務所の2代目。学生時代水泳のコーチを務めていたこともあり、クラブのコーチや海上保安の仕事も考えたが、後を継ぐことを決めた。決め手になったのは父の背中。「皆さんの困りごとを解決して、お礼を言われる姿は正義の味方に見えた」と振り返る。就任から自らのキャリアも30年を超えた。思うことはやはり喜ばれる仕事であるということ。「市民の皆さんの心の豊かさを支え、自分たちも心の豊かさを得られる。これが司法書士」

 ○…戸塚区生まれ。中学時代に藤沢に移り住み現在に至る。事務所を運営する傍ら、市の人権擁護委員や知的障害者のスポーツ支援団体、地元奉仕団体など様々な社会貢献活動をしている。「なぜか誘われてしまう」と困ったように笑うが、その顔が優しい。加えて法律知識とくれば、誰もが頼りたくなる存在だ。

 ○…「自分のために行動するよりも、周りの色々なことを良くすることで社会を良くすることができる」というのが持論。そのため、数多くの活動に身を投じ、結果、多忙の上に多忙を重ねることもある。だが「強がりを見せることも経験になる」と割り切る姿は、率先垂範型のリーダー。頼もしさに溢れていた。

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