J2首位の湘南ベルマーレは第31節で横浜FCと対戦し、2対2のドローで勝ち点1を分け合った。この日は、18年ぶりにスポンサー復帰した(株)フジタの社名を冠した「フジタスペシャルデー」。スタジアムには、「Fujita」の文字が胸に大きく入った1992年当時のユニフォームを着用するサポーターの姿もあった。
累積警告による出場停止で島村毅と齋藤未月を欠いた湘南は、ベテランDFの坪井慶介を今シーズン初めて先発で起用。鋭い出足と大声でラインを統率し、J2屈指の堅守を誇る守備陣に相応しい活躍を見せた。
試合は開始3分、山田直輝のヘディングシュートを合図に序盤から湘南が主導権を握り、両サイドからのクロスで見せ場をつくった。先制点は湘南。34分、杉岡大暉の狙い澄ました左クロスに藤田征也が頭で合わせてネットを揺らし、1点リードで前半を折り返す。
指揮官から「積極的にシュートを打っていこう」と送り出された後半も湘南が相手を押し込んだ。迎えた後半13分、藤田征の右コーナーキックをジネイがヘッドで叩き込み追加点。さらにダメ押し点を狙いにいったが、ここから横浜が意地を見せる。後半26分に1点を返すと、後半アディショナルタイム5分に相手FWレアンドロ・ドミンゲスに2ゴール目を決められ振り出しに戻されたところで終了のホイッスル。
同日、2位のアビスパ福岡と3位の名古屋グランパスが引き分けに終わったため、勝ち点差に変動なし。勝ち点2を落としたと見るか、勝ち点1を拾ったと捉えるか―。残り11試合でその答えがわかるはずだ。
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