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朝食で元気をチャージ 明石町でこども食堂が始動

教育

掲載号:2018年1月18日号

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味噌汁を手渡す堤さん
味噌汁を手渡す堤さん

地域の居場所孤食防ぐ一歩

 朝食を通して地域住民の居場所をつくろうと、「朝ごはんこども食堂」が15日、明石町にある「食彩酒房あおば」で始まった。主催するNPO法人未来経験プロジェクトの堤園子さん(42)は、「朝食を食べて元気を蓄えてほしい」と話す。

 2010年代から始まったとされるこども食堂は現在、全国500カ所以上で開かれている(こども食堂ネットワーク調べ)。貧困対策の面だけが取り上げられがちだが、食事を媒介に地域のつながりを形成する居場所としても、注目を集める。

 開所した15日の朝、食彩酒房あおばの厨房からは白い湯気が立ちあがり、「おはよう。すぐにご飯ができるからね」と活気ある声が来訪者を迎え入れていた。ここでの料金は一食あたり子供50円、大人200円。毎月第3月曜の午前7時から8時15分まで開き、登校する生徒や通勤する大人たちに温かな朝食を振る舞う。

 主催の未来経験プロジェクトは地元の子供たちに夢のある将来や郷土愛を抱いてもらおうと、昨年7月に設立された。現在12人が所属、八幡小学校での職業体験や、吉沢地区での農業体験などを展開している。堤さんは「私が参加してきたこども食堂は、子供たち以外に、一人暮らしの高齢者の方たちも集まる居場所になった。こうした経験を生かし、こども食堂の輪を広げたい」と、昨年12月から食堂の企画を始めた。

 食彩酒房あおば店主の田城裕子さん(44)も堤さんの理念に賛同。同店は駅から崇善小、江陽中、市役所へと続く道路に面し、通勤通学者も多い。田城さんは「夜は営業しているが朝なら手伝える」と場所を貸し出し、調理を担当する。

 田城さんが振る舞ったのは味噌汁とおにぎり、煮物、白菜漬けの4品。味噌は塩田商店(平塚)、鰹節は長谷金本店(千石河岸)などから善意で寄せられ、一般市民からも米やリンゴの寄付があった。

 初日は8人が訪れた。登校前に足を運んだ女子大生は「誰かと一緒に温かいご飯を食べると、心も暖まる」とほっと息をもらす。地元の江陽中の西浜馨校長は「朝食を摂れずに登校し授業に集中できない生徒が増えている。職員会議で周知したい」と笑顔を見せていた。

 「こうした居場所づくりがゆくゆくは孤食などを防ぐかもしれない」と堤さんは期待を込めている。

 次回は2月19日と3月19日。問い合わせは未来経験プロジェクト【メール】mirai.keiken@gmail.comへ。
 

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