平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2019.09.05
市長ら減給 管理の責任とり
元職員の個人情報持ち出しで
元市職員が市の管理する個人情報を持ち出していた問題について、落合克宏市長は8月28日の記者会見で謝罪し、管理上の責任を取って市長と副市長、教育長の給与を減額すると発表した。市議会9月定例会の最終日に減額案を提出する。
市の説明によると、個人情報が抜き出された施設予約受付専用のパソコンには、通常のパソコンになされるセキュリティがかかっていなかった。
再発防止のため、セキュリティの脆弱なパソコンやシステムを強化、使用するUSBメモリはセキュリティUSBへ全面的に切り替える考え。費用は2千万〜3千万円と見られ、12月補正予算案に計上する見通しだ。
また、元職員の渡部亮市議が持ち出しを認めている248件と、市が持ち出しの恐れがあると主張する3万1429件の個人情報について、市は対象の市民全員に詫び状を送付する予定だという。
市長は「そういうことをしてしまう風土を払しょくするように努力をしないといけない」とコンプライアンス意識の向上にも取り組むとした。
渡部市議への刑事告発については「警察との最終的な調整を行っている」と述べた。
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