新型コロナウイルス感染症から保育士を守ろうと、外壁塗装会社の有限会社相馬工業(相馬純代表)が22日、平塚市に使い捨てマスク1625枚を寄贈した。
贈呈式には相馬氏の姉・梨絵さんと弟・伸さんの3人が出席。作業現場で働く両親に代わって3姉弟の面倒を見てくれた幼少期の思い出に触れ、「お世話になった保育園に恩返しがしたかった」と口を揃えた。マスクは、市内保育所や幼稚園、認定こども園など計65園に贈られる。
品薄状態で入手が難しいマスクの確保は、アパレル関連企業に勤める友人の協力で実現した。コロナウイルス感染症の影響で、衣類を作っても売れない市場を嘆く友人に対し、使い捨てマスクの製造を提案したのがきっかけだった。
マスクを求めて早朝からスーパーに並ぶ人の列に、はやる気持ちを抑えながら手分けして材料の仕入れ先と生産ラインの確保に見通しを立てると、わずか2カ月足らずで製品化に漕ぎつけた。
相馬氏は、全面的に協力してくれた友人に感謝の意を表し、「幼稚園や保育園の先生が安心して働ける環境が子供を預ける親の安心感にも繋がると思った」と話した。
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