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公開日:2026.02.20

清川村
「ニホンオオカミの村に」
レプリカと復元画を制作

  • 完成した復元画を手にする山田一夫教育長(中央)と岩澤村長。左端は復元画を手掛けた野生動物画家の岡田さん

    完成した復元画を手にする山田一夫教育長(中央)と岩澤村長。左端は復元画を手掛けた野生動物画家の岡田さん

  • レプリカを撮影する来場者

    レプリカを撮影する来場者

 昨年3月に清川村が重要文化財に指定したニホンオオカミの頭骨等のレプリカと復元画がこのほど完成し、2月14日に生涯学習センターせせらぎ館でお披露目会と記念講演会が行われた。

 清川村では3年ほど前、ニホンオオカミの骨が村内でまとまって見つかっている。そのきっかけは、オオカミ信仰が伝わる武蔵御嶽神社(東京都青梅市)の依頼を受けて、村文化財保護委員長の飯塚利行さんが調査を行ったことだった。

 その結果、村内の民家からニホンオオカミとされる頭骨5個と下顎1個、前肢1個の計7個を発見。総合研究大学院大学(葉山町)の協力でDNA解析などを進めたところ、頭骨4個と下顎1個はニホンオオカミのものと分かり、残りの骨も形状などの特徴からニホンオオカミであると鑑定された。

 100年以上前に絶滅したとされるニホンオオカミの遺物は国内外で100個程度しか確認されておらず、1つの地域にこれだけ密集して現存していたケースは珍しいとされている。

村おこしにも

 清川村では、村周辺にニホンオオカミが生息していた歴史的な価値を広めたいと、7個の頭骨等を重要文化財に指定。さらにレプリカや復元画の作成も進め、このほど完成に至った。

 2月14日に行われたお披露目会には、村内外から164人が来場。復元画を手掛けた野生動物画家の岡田宗徳さんも訪れ、見たことがないニホンオオカミを描く上で注意した点などを語った。

 続いて「丹沢周辺における人と狼のかかわりの歴史」と題し、帝京大学文化財研究所副所長の植月学教授が講演。各地に残る伝承や狼(お犬様)信仰などを、多くの資料をもとに説明し、「これだけの頭骨が残されている清川村は、世界的に見ても貴重」と話した。

 岩澤吉美村長は「素晴らしい復元画を描いていただき感激している。今年は村制70周年。アイデアを募ってニホンオオカミの村をアピールしていきたい」と話していた。

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