平塚・大磯・二宮・中井 教育
公開日:2021.05.20
小中の水泳授業、中止へ
コロナ禍でプール開放も
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年度の市内小中学校で予定されていた水泳の授業が中止されることになった。市教育委員会が小中学校の校長会と協議し、決定した。
水泳の授業を巡っては文部科学省が「学校の水泳授業における感染症対策」を各自治体に通知。これには「一斉に大人数でプールに入らない」「見学の児童生徒は互いに2m離れる」「更衣室では身体的距離を確保」などとある。
市教育指導課によると、市内小中学校の水泳授業は複数の学級による合同授業で行われることから、多くの児童生徒が同時にプールや更衣室を使用することは避けられないという。密集や密接の場面が想定されるとして、昨年に続いて中止の判断に至った。
水泳の授業が実施できない代わりに水難事故の恐ろしさや、水との関わり方などを学ぶ授業を行う。
これに伴い夏休み期間中に実施されている小学校のプール開放も中止が決まった。
例年、夏休み初日の7月21日〜8月9日、29カ所(1分校含む)のプールが市民に開放されている。2019年度には延べ1万5737人が利用しており、家族連れや子ども同士の身近な遊び場として親しまれてきた。
今回の措置について同課担当者は「2年連続で中止となり、子どもたちには残念な思いをさせてしまい申し訳ない。コロナの早期の終息を願っている」と話した。
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