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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2022.10.20

中原小石川さん
郵便はがきコンで最優秀
独居の祖母へ思い込め

  • はがきのコピーを持つ石川さん

 平塚市内郵便局主催の夏休み企画「第9回ありがとうを伝えよう」コンクールの受賞作品が9月16日に決定し、中原小学校1年の石川莉乃さんが最優秀賞に選ばれた。石川さんは「うれしかった」と満面の笑みで喜びを話す。

 同コンクールは、手紙の書き方体験授業支援の一環として行われているもの。はがきを使って手紙を書くことを通じ、手紙文化の理解を深めることや、子どもたちが「ありがとう」の気持ちを相手に素直に伝え、思いやりの気持ちを育むことを目的としている。

 石川さんは、昨年10月に祖父を亡くし、現在は一人暮らしをしている祖母に宛ててはがきを書いた。「ばあばに書いたら喜んでくれると思った」と、すぐに決めたという。

 絵の具を使ってはがきいっぱいに背景の空や花を描き、「じいじがてんごくへいったけど、りのがそばにいるよ」と、祖母に寄り添う気持ちを優しい言葉でしたためた。はがきを受け取った祖母からは「気持ちが届いたよ。ありがとう」のメッセージとともに、祖父の写真の横に置かれたはがきの写真が送られてきたという。

 普段から友人や両親に手紙を書くことが好きだという石川さん。「宛て名を書くのが難しかったけど、またはがきを書いてみたい」と話した。

 同コンクールには、市内の小学校20校が参加し、約1350点の応募があった。そのうち44作品が郵便局長賞に選ばれ、各学年ごとに6作品が優秀賞に選ばれている。今後、受賞作品50点が印刷されたポスターが、市内21の郵便局と応募のあった小学校20校に掲出される。

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