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平塚・大磯・二宮・中井 教育

公開日:2023.02.23

読書感想全国コン
挑戦する生き方に共感
旭陵中 池田さん上位入賞

  • 全国学校図書館協議会長賞の盾と、課題図書を持つ池田さん

 第68回青少年読書感想文全国コンクールの受賞者が2月上旬に発表され、旭陵中学校2年の池田翔海(しょうま)さんが全国学校図書館協議会長賞を受賞した。池田さんは課題図書『セカイを科学せよ!』(講談社)を読み、ミックスルーツを持つ主人公と自分の体験とを重ねて感想文にしたためた。

 同書は、日本人の父とロシア人の母のミックスルーツを持つ中学生の主人公・藤堂ミハイルが、アメリカと日本にルーツを持つ「蟲おたく」の転校生に振り回されながらも、科学部生物班の活動存続をかけて立ち上がるコメディー。

 夏休み中の1カ月を費やし、じっくりと読み込んだ池田さん。栗色の髪や茶色い瞳など、見た目で注目されるミハイルと、小さい頃から吃音があり、注目を浴びることがあった自分を重ね、あふれる感想を一気に作文として書き上げた。

 池田さんは「他の人とは違う部分があることで注目される主人公に共感した。いろんな生き方があるんだと発見があった。自分の特徴がバレないよう籠るのではなく練習したり下準備したりして、挑戦してみるのが良いと思った」と話していた。

 平塚市内ではほかに、金田小学校4年生の木村颯介さんが入選した。

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