平塚・大磯・二宮・中井 教育
公開日：2024.01.25
金目小で池上彰さん講演
当たり前の大切さ伝える
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池上氏（中央）と児童
金目小学校（内藤公彦校長）で１月16日、ジャーナリストの池上彰さんが特別授業を行った。
池上さんは、今年で15回の節目を迎える「ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト」の審査委員長を務めており、参加校唯一の15年連続応募校である同校を訪問。４〜６年生と保護者の計約３００人が、池上さんの話に耳を傾けた。
仕事で海外の戦地を取材することもあるという池上さんは、「日本に帰ってくると、なんて平和な国なんだと感じる」と自身の経験を伝えながら、「世界には、学校に行きたくても行けない子どもたちがいる。こうして勉強できることは当たり前ではない」と自分たちが置かれた環境に感謝の気持ちを持つことの大切さを訴えた。また、「知識があれば抑止力が働き戦争をしない。知識は人に盗まれることがない平等の財産」と話した。
「サッカーにありがとうを伝えるにはどうしたらいいか」という児童からの質問には、「ユニフォームを買ってくれる親やチームメート、対戦相手、ピッチを整えてくれる人に感謝を伝えたら」とアドバイス。藤間柚愛さん（６年）は「自分が当たり前だと思っていることに感謝したい」と感想を話し、永田樹生さん（同）は「受験勉強を支えてくれる家族にありがとうと伝えたい」と語った。
同校は、任意で同コンテストへの参加を夏休みの学習に取り入れており、毎年、応募を希望する児童が１人以上いるという。
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