平塚・大磯・二宮・中井 教育
公開日:2025.07.18
平塚空襲の体験語る
「ゆりの会」が中学生に
平塚市、大磯町、二宮町などの3市2町(中地区)の退職女性教職員で組織される「ゆりの会」が7月11日、平塚市立旭陵中学校で戦争体験を語り継ぐ講話を行った。
同校の総合的な学習で「平和」をテーマに学ぶ授業の一環。同校体育館で2年生約90人を対象に実施された。
講話では同会メンバー、平塚空襲を体験した伊藤由紀子さん(90)が語った。1945年7月16日から17日にかけ平塚空襲に遭い、焼夷弾をよけながら馬入の土手に逃げて命が助かったことや、「自宅が燃えて残った『つるべ井戸』の場所から、ここが自宅だったと分かった」ことなどを丁寧に話した。
代表の男子生徒は「空襲時に空が真っ赤になるなど、今の日常では想像できないことが起きたと分かった。自ら考え行動することを大切にしたい」と話した。
平和学習会も
同会は中地区教育文化研究所主催の「子どもと考える平和学習会」でも戦争体験の語りを行う。日程は7月29日(火)二宮町生涯学習センターラディアン、30日(水)平塚市中央公民館ほか。各日午前9時50分〜11時30分。映画の上映も実施。参加無料。(問)同所【電話】0463・31・7717
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