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公開日:2025.09.12
認知症と賢く向き合う
介護施設選び 慎重に
認知症の進行を緩やかにするためには、初期段階からの適切な対応と、賢明な施設選びが極めて重要だ。特別養護老人ホームやデイサービスなどを複合的に運営する社会福祉法人伸生会(平塚市御殿)と平塚市高齢福祉課は、物忘れの症状が現れる軽度認知障害の段階からケアを始めることが大切だと訴える。
同課の大木潔課長は「多くの人が重度化してから介護サービスなどを探し始めるのが現状。しかし、早期に対応することで、長い期間自立した生活を送れる可能性が増します。結果的に、ご本人やご家族の心身の負担を軽減できます」と話す。
進行緩めるには
伸生会の大畑直さんは「費用が高くなることがあるかもしれませんが、認知症ケアが充実した施設であれば、進行を緩やかにするサービスを受けられる」と力を込める。
認知症ケアに特化したプログラムや、専門スタッフによる個別ケアが、利用者の生活の質を維持し、症状の悪化を防ぐことにつながるという。
家族の声
伸生会の施設を80代の母が利用。市内在住の女性は「約20年前から数年前まで、認知症の初期段階で認知症対応型デイを利用した。洗濯や掃除、配膳などをさせていただき、日常生活を維持することに役立った」と感謝の言葉を口にした。
ケアマネも理解を
同会の益井正純施設長は、「施設選びは、家族やケアマネジャーの協力が不可欠です。本人の状態を正確に把握し、最適なサービスを見つけるためには、周囲の理解とサポートをお願いしたい」と呼び掛けた。
社会福祉法人 伸生会
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平塚市御殿2-17-42
TEL:0463-73-7700
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