秦野 文化
公開日:2026.02.27
40周年市立図書館の最新事情
秦野ゆかりのコーナー新設
昨年11月、秦野市立図書館が開館40周年を迎えた。カルチャーパーク内の現在の場所にある図書館は1985(昭和60)年に山小屋をイメージして建てられ、今では約51万冊を所蔵する。40周年を記念して昨秋には企画イベントなどを実施したが、その直後の12月から今年1月にかけては、照明設備工事と資料整理によって1カ月の長期休館をしていた。実はその間、図書館内では「より親しまれる場所へ」とスタッフたちが工夫を凝らしていた。
水を題材にした絵本、ジビエ料理のレシピ、短歌の歌集…。秦野市ゆかりの書籍をまとめたコーナーが、休館明けの1月10日からお目見えした。
同館ではこれまで、湧水やジビエ、南矢名出身の歌人・前田夕暮などに関連する書籍を数多く収集していたが、書棚は各所に分かれていた。今回の新コーナー新設について同館は、「市民が秦野をより身近に感じてもらう。郷土文化継承のきっかけになればいいですね」。水、ジビエ、木材、浮世絵、短歌の秦野市関係のコーナー前には、地元産材で作った椅子やベンチも配置。向かいの書棚には以前から並ぶ丹沢や登山にまつわる書籍と、秦野を存分に知ることができる空間が整った。
また、休館を経て1月から設けられたのが子育てサポートコーナー。かねてより子ども向けの絵本の充実を図ってきた同館には、親子での来館も目立つ。そのうえで、「ママ」「パパ」が子育てに役立つような手遊びやわらべうた、離乳食などの育児に関する本を集約し、絵本コーナーの近くに設置した。
1カ月を要した設備工事によって、館内全体の雰囲気も変わった。これまで一部にのみ導入していたLED照明を、すべてに採用。再開後に利用者から「明るくなって本も読みやすい」といった声が届いているという。
変わりゆく運営
この40年、人々のライフスタイルが変化していく中で図書館の運営も徐々に変わってきた。
絵本をきっかけに赤ちゃんと家族のふれあいを応援する「ブックスタート」。全国各地でブックスタートの取り組みは展開され、秦野市立図書館でも保健福祉センターで行われる4カ月児健康診査へ絵本を持って行き、親子が本に触れる機会を創出する。
世の中のデジタル化にも歩調を合わせ、2022年からは書籍をデータ化した電子図書館を運用し、インターネット上で1万冊以上の書籍をいつでも閲覧できるように。現在、市内の小・中学校合わせて17校で朝読書の時間に活用されるまで広がった。
館内では、蔵書を管理する司書らが企画・展示コーナーに工夫を凝らし、時節に合わせて変化させる。図書館と言いつつも、2階の視聴覚室では映画上映会を毎月主催。階段状の空間は”ミニシアター”と化す。
28年にわたって市立図書館で働く司書の中木淑子さんは、「ここに来たら何か発見できると思ってもらいたい。市民の居場所、興味が発展する場でありたい」と話す。
- 関連リンク
- 「丹沢讃歌」の音源はこちら
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