平塚・大磯・二宮・中井 教育
公開日:2025.10.03
車いすバスケで障害理解
花水小で体験講演会
湘南スポーツクラブ(松井昭二代表)が平塚市立花水小学校で9月19日、車いすバスケットボールの体験講演会を開催した。同校の3年生約140人が参加し、児童らは車いすの操作や競技の難しさを体験した。
講演会は、同クラブが障害を持つ人への理解を深め、他人を思いやる気持ちを学ぶことなどを目的に15年前から県内の小中学校で実施している。
この日は県内の車いすバスケットボールチーム所属の3選手が講師として参加。選手らは自身の障害について語った後、衝撃を和らげるガードや転倒防止装置が備わっていることなど、競技用車いすの特徴を説明した。
児童らは競技用車いすに乗り、ミニゲームに挑戦。慣れない車いすの操作と、座った姿勢からシュートを狙うのに苦戦しながらも、得点が決まると歓声が沸いた。
参加した児童は、「操作が大変で、車いすからゴールまでボールを投げるのが難しかった」と話し、「今後は車いすを使っている人を見かけたら優しく接したい」と話した。
ゲーム後には、選手への質問時間が設けられ、着替えやトイレなどの日常生活に関する質問に対し、講師の熊谷昌飛さんは「腕を使っていろいろな事ができます。何でも当たり前に自分でやっています」と話した。松井代表は「みなさんも大変なことがあっても、何事も諦めずに努力することが大切です」と、児童らに呼び掛けた。
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