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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2025.12.05

「私も騙されかけました」
30代男性記者の体験談

  • 当時の様子を話す筆者

 「自分は詐欺にかからない」そんな慢心から、私は騙されかけました。

 +1の国際電話があったのは11月6日。仕事柄、知らない番号からの着信も珍しくないため、番号をよく確認せず、出てしまいました。すると、「岩手県警です」と名乗る声。「(私の本名)さんですか?財布を落としたことはありますか」と聞かれました。心当たりがあり、その通りだと答えると「あなたの口座が特殊詐欺の入出金に使われていて、容疑がかけられています」。頭が真っ白になりました。

 個人情報が漏洩していたのか、私の前住所も知っていました。相手からは「今から岩手県警に来られるか」「捜査中のため他人に話してはいけない」「電話を切ると容疑が深まる」など言われ、いきなりの電話ということで動揺もあり、信じてしまいました。

かけ直して発覚

 「電話での聴取」と言われ、職業や口座残高などを話し、1時間ほど経ったころ突然電話が切れました。疑われたくないと何度もかけ直しましたがつながらず、岩手県警のホームページを調べて電話すると「+1の番号でしたか?それは詐欺です。警察が国際電話からかけることはありません」と言われ安心したと同時に、詐欺だったんだと気がつきました。

 金銭被害はなかったものの、私の情報を話してしまいました。後から調べると典型的な手口で、同様の電話が同じ日にも警察署に多数あったようです。ショックと共に、自分は平気という過信の怖さを痛感しました。

 テレビやネットで注意喚起は見ていたものの、どこか他人事だったのかもしれません。まさか自分が騙されかけるとは。

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