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公開日:2026.09.25

ありがとう平塚市中央公民館 44年の歴史に幕

  • 舞台から見た客席

    舞台から見た客席

  • 中央公民館の外観

    中央公民館の外観

 9月30日―平塚市民の文化活動の拠点となっていた「平塚市中央公民館」が、44年の歴史に幕を下ろす。市制施行50周年記念事業の一環として1982年7月に開館して以来、多くの市民に親しまれてきた同館。休館を惜しむ声が寄せられている。

生涯学習センターとしての役割

 平塚市の公民館は、1957年に須賀公民館、60年に旭公民館が設置され、同年の新市建設基本計画で、1小学校区1公民館という方針のもと整備が進められた。市制施行50周年の82年に、中央公民館を開設。その後92年に市生涯学習計画を策定し、その中で同館を中心的な生涯学習センターとし、地区公民館を地域の生涯学習センターと明確に位置付けた。

 同館は701席を有するホールと会議室、学習室などがあり、階ごとのテーマを定め各室の配置が決められていた。1階が自由なふれあいのひろば、2階は文化創造の広場、3・4階は学習活動・集団活動の広場として利用されてきた。

「耐震基準に満たない」

 2012年度に実施した耐震診断で「耐震基準に満たない」という結果に。15年度には利用継続を目指し、耐震工事内容の設計を実施するも、同時期に市民センターの取り壊しもあり、同館の改修は見送りとなった。

 22年度にひらしん平塚文化芸術ホールが完成し、再度、バリアフリーや老朽化などを含む劣化度調査を行ったところ、「改修費用に50億円以上必要」との結果だった。同館では「施設全体が老朽化しており、耐震化対策を施していない現施設では、市民の安全性を確保することができないと判断した」という。

「地区公民館の利用を」

 休館が発表された25年2月時点で、381団体が同館に登録。同館では、会議室などの利用に関し、主に地区公民館や文化公園会館、福祉会館などの利用を呼びかけている。対象区域の要件を満たさない団体でも利用できるよう、一部運用を変更した施設もある。

 同館は28年度〜29年度にかけ解体が予定されている。跡地の利用については未定で、来年度にかけて検討されるという。

 9月27日(日)には「第74回平塚市文化祭」が開催されるほか、ラストとなる30日(水)には、平塚市立江陽中学校による「文化発表会」を予定している。

 休館となるその日まで、市民の文化活動の拠点として、役割を全うする。

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