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マラウイだより 第5回

自分の可能性へ 一歩踏み出す

JICAシニア海外ボランティア 政金驍(たけし) (二宮町出身)
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巨大なバオバブの木
巨大なバオバブの木

 マラウイに赴任して一年が経過した。改めてここまでに至る道をたどってみたい。奇しくも東北地方太平洋沖地震が起きた同じ日の昨年3月11日、福島県JICA二本松訓練所で修了式を終えた。今、同訓練所は福島原発周辺住民の避難所になっているという。

 なぜアフリカのマラウイに来ることになったのだろう?8年間勤務した自動車整備士専門学校を退職する時「まだ何かやりたい」と思った。JICAのシニアボランティアの事は以前から知っていた。インターネットで調べているうちに夢が段々膨らんでくるのが分かった。その頃、自動車整備の要請があったのは世界で22〜23ヶ国位。いろんな国があるもんだなーと思いながら、自分にも可能性があるのならやってみたいと思った。

 ただ、問題は自分一人だけの事ではなく、家内や子供達の了解を得なければならない事だった。この時は赴任先が分からない状態。そんな事もあってか、それほど家族の反対もなく、受験準備を進めた。一次試験は書類審査のみで、これは無事パス。二次試験は語学と面接。この段階になると希望する国を決めなければならない。当初は中国だったが、試験直前JICAから「マラウイはいかがか」と問い合わせ。マラウイが世界の何処にあるのかすら知らず、急いで世界地図で調べたらアフリカだ。二次審査の書類を作りながら家内や子供達と話し合ったことが懐かしく思い出される。

 二次審査をパスし、年明け早々1月6日から二本松の訓練所で派遣前訓練が始まった。入所式に集まった訓練生は200名近く。いっぱいの人で埋まる講堂。自分が今ここにいる。それだけで感激に胸が熱くなった。

 連日65日間に及ぶ厳しい訓練が続いた。この時の生活班の仲間は14名。任国こそ違え、今も心は繋がっている。苦しい日々を助け合い過ごした仲間。今後の人生の中で忘れる事の出来ない大切な仲間である。JICAのボランティアになって得られるものだ。

 やってみたいと思ったらまず決断して一歩を踏み出す。そうすれば新たな希望の世界が開ける。残りの1年間焦ることなく、任務をまっとう出来るよう頑張ろう。元気に日本の家族に会える日を楽しみに日々を過ごしたい。

        *   *   *

 政金驍さんはアフリカ大陸南東部のマラウイ共和国に自動車整備技術指導者として赴任中。

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