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2国の郷土料理を再現 東京五輪に向け交流会

社会

公開:2018年3月23日

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懐かしい味に笑顔を浮かべる留学生
懐かしい味に笑顔を浮かべる留学生

 大磯町や星槎グループなどでつくるSKYプロジェクトが3月20日、アフリカのエリトリア国と南アジアのブータン王国からの留学生5人を招き、大磯町食生活改善推進団体(加藤澄江会長)の協力でレシピの開発を進めている両国の郷土料理の試食会と交流会を同町保健センターで開いた。

 SKYプロジェクトは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた事前キャンプで両国と協定を結んだ小田原、大磯、箱根の1市2町と県、星槎グループで結成。両国との交流を通じてスポーツ振興や教育文化の向上、友好関係の構築をめざし活動している。昨年は小学生と留学生の交流事業を行った。

 エリトリアとブータンの郷土料理レシピ開発は、2017年秋ごろから進めている企画。同団体が両国の料理を日本の一般家庭でも再現できるよう、また現地の味からかけ離れないように気を付けながら日本人の口に合うように調整した。

食で相互理解深める

 交流会に招かれたのは、星槎国際高等学校湘南に通うエリトリアからの留学生2人とブータンの留学生3人。5人は陸上競技やアーチェリー競技で東京五輪出場を目指し、日々練習に励んでいる。

 会場には同団体のメンバーや関係者など約50人が参加。初めに町職員がそれぞれの国の歴史や産業、食文化などを簡単に説明した後、スクリーンに現地の建築物や自然、祭礼などの写真を映し出しながら留学生たちが解説を加えた。

 続いて行われた試食会では、同団体が調理したエリトリアの野菜の煮込みカレー風味「アリチャ」や、ブータンの豚肉の煮込み「パクシャ・パ」などの郷土料理が振る舞われ、試食した留学生たちは笑顔を浮かべて「おいしい」「もっと辛い方が良いけど、皆さんが食べるならこれぐらいが良いと思う」など感想やアドバイスを出した。

 加藤会長は「喜んでもらえて良かった。日本の気候や日本人の舌に合わせてレシピを工夫してきたが、今日の意見を参考に、さらにおいしくなるようレシピに手を加えたい」と話した。

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