18歳以下のスイマーが年齢別日本一を競う「第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」に、大磯町在住の赤津麗沙さん(17)=人物風土記で紹介=が出場する。「悔いのない泳ぎをしたい」と高校生最後のレースに臨む。
将来の五輪選手の発掘も兼ねる同大会は、東京辰巳国際水泳場で21日に開幕した。赤津さんは7月の県予選会で標準記録を突破し、エントリー資格を獲得。24日から26日にかけて女子100mと200m自由形、400mメドレーリレーの3種目に出場する。
赤津さんは水泳が得意な母のもと、赤ちゃんのころからプールに浸かり、小学3年生で本格的に競泳を始めた。湘南学園=藤沢市=に通う高校3年生で、セントラルフィットネスクラブ藤沢に所属する。ジュニア五輪の出場経験はあるが、個人種目で泳ぐのは初めて。これまで「100分の1秒差」に悔し涙を飲んできたという。
全国からトップレベルのジュニア選手が集まる、高校生活最後の大会に向けて、7月下旬から8月上旬までクラブの強化合宿に参加。1日に約16〜18Kmを泳ぎ込み、筋力トレーニングで体を鍛えた。「練習はきつかったけれど、同じ目標に向かって切磋琢磨する同世代の仲間の姿を見て頑張ることができました」と赤津さん。精神面での成長や自信も感じているようだ。
ジュニア五輪を直前に控えた8月18日、赤津さんは名古屋市で行われた全国高校総合体育大会(インターハイ)の女子200m自由形に出場した。予選通過はならなかったが、「ジュニアオリンピックでは、不完全燃焼に終わってしまったインターハイの借りを返して自己ベストを目指す」。
大会後は大学受験に向けて水泳に一区切りをつけるつもりだそうで、自らを奮い立たせて、鍛錬の集大成の力泳を誓う。
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