未来に向けた真のまちづくり【3】 連載寄稿 添田たかしトーク 新庁舎建設計画を白紙に
二宮町はコンサルタントの調査結果に基づき、役場庁舎のラディアン周辺への移設を決定しました。さらにコンサルタントを使い基本構想、基本計画の策定を進めようとしています。町民の声を聞くことのない性急な決定には疑問を感じます。
建設を急ぐ理由はなに?
旧耐震基準で建てられた現庁舎の地震に対する脆弱性から、地震による倒壊リスクとその後に事業継続ができないことを理由にしています。しかし、事業継続に必要なデータは、地震の被害が避けられる所に保存されており、回線を繋げれば、例えば学校の空き教室でも事業は継続できます。
地震対策は庁舎だけか?
旧耐震基準で建てられた町の一般住宅は約27%あり、地域集会施設も9施設あります。その内5施設は地区災害対策本部です。町全体の耐震対策と計画を議論すべきではありませんか。
公共施設全体で計画を
町の公共施設の多くは高度成長期に建てられ、順次耐用年数を迎えます。庁舎だけを切り離した計画とせず、将来のまちづくりの中で、公共施設全体像をまず描くべきです。
町債の返済計画がない
現在、町は建設費を約15億円程度と試算していますが、驚くべきことに返済計画がありません。ローン返済を考えず家を建てる計画を立てているようなものです。
庁舎整備 民意を確かめよ
添田孝司
二宮町592-4
TEL:0463-73-3160
soeda-san@i.softbank.jp
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希望と安心のまちづくりへ3月29日 |
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