大磯・二宮・中井版 掲載号:2019年2月8日号
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大磯町生沢・寺坂地区 カギは「地域ぐるみ」 住民が獣害対策で意見交換

社会

地図を囲み対策を練る参加者(上写真)と捕獲されたイノシシ(左写真)
地図を囲み対策を練る参加者(上写真)と捕獲されたイノシシ(左写真)

 イノシシやシカなどによる農作物の被害をなくそうと、2月3日に大磯町の寺坂老人憩の家で鳥獣害対策講習会が開かれ、今年度の対策重点地区である生沢と寺坂地区の住民が参加して意見交換を行った。

 田畑を荒らし農作物に被害を与える害獣に対し、大磯町では近畿中国四国農業研究センターの元鳥獣害研究チーム長の井上雅央さんを講師に2015年度から講習会を開いてきた。今年度から生沢・寺坂地区が新たに県の鳥獣被害対策重点取組地区に指定されたため、6月から県と町、住民による全6回の連続講習会を開いて電気柵の正しい設置方法や獣のひそみにくい環境づくりなどを学んできた。最終回の今回はこれまでの講習内容を振り返るとともに、井上さんの講演や参加者による話し合いが行われた。

 井上さんは他自治体の事例を盛り込みながら獣害対策のポイントについて解説。田畑や集落が餌場になっているという考え方を出発点に「草刈りのタイミングひとつでも獣が寄り付きづらい環境にできる。行政や猟友会頼りにならずに住民が協力して対策を講じ、地域でノウハウを蓄積して継承していくことが大切」と呼びかけた。意見交換では車座になった参加者から「広域で電気柵を張れないか」「無関心な住民に問題意識をもってもらうには」など様々な課題や提案、相談が交わされた。寺坂でミカンを栽培する鈴木教夫さん(75)は「農家以外の住民にももっと講習や話し合いに参加してもらい、地域ぐるみで取り組むことが必要だと思う」と講習会の感想を話した。

 大磯町では町内に28基の箱罠を設置し、今年度は約110頭のイノシシを捕獲している。=表

 町では「餌が自由に食べられる状況で罠を設置しても効果が薄い。まずは電気柵の設置や果樹の落果を放置しないなどイノシシに餌を与えない環境づくりが必要」と話している。

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