二宮駅南口にある平和と友情のシンボル「ガラスのうさぎ像」に千羽鶴を飾るため、二宮高校家庭科部の部員5人が折り鶴に糸を通す作業を行った。二宮町内の小中学校5校の子どもたちと同校の生徒が作った、段ボール箱6個分の折り鶴を1羽ずつ糸でつなげて束に仕上げた。
「小中学生が丁寧に鶴を折ってくれて、ありがたい。1年に一度でも平和について考える機会になる」と部長の石田沙綾さん(3年)。原海希さん(1年)は「みんなが平和で明るい毎日を送れるような世の中になってほしい」との願いを千羽鶴に込めたという。町遺族会の会員である祖母をもつ副部長の高橋鈴子さん(3年)は「(糸通しで)平和のあり方を考えながら、人の役に立ちたい」と話した。
ガラスのうさぎ像に千羽鶴を飾る活動は今年で10回目。町民有志による実行委員会が、町内外の個人・団体から集まる折り鶴の糸通しを続けてきた。家庭科部は4年前から作業に協力している。
8月1日に千羽鶴の飾り付けが行われ、終戦記念日にあたる15日(木)まで設置している。
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