大磯駅前広場の整備を議題に11月20日に開かれた町議会総務建設常任委員会で町は、35年前に旧国鉄(現JR東日本)が所有する駅前の土地を承諾なしに町道認定し、その問題を現在まで放置していたことを謝罪した。
問題の道路は、駅前広場南側の歩道を含む幅10mの町道12号線。町によれば、1962年に国鉄と協議して駅前広場をコンクリート舗装した際、町は費用負担分の広場南側の維持管理について責任を持つことになった。84年に町道12号線を含む町道認定を町議会の議決を経て告示したが、国鉄の了承を取っていなかった。92年から95年にかけて町とJRとの間で町道認定した部分について認定を解除するか町が有償で買い取るかを話し合い、97年12月に認定を解除することで合意したが、「町の対応の不備」で現在まで実施していなかった。2015年から、駅前の再整備を進めたい町と、道路認定をかけられた状態では管理協定は結べないとするJRとの間で話し合いの場が持たれ「問題解決に向けて両者が協議しながら整備計画を進めていくことを確認した」という。
町の説明に対し議員からは「町道認定を解除した場合の駅利用者への影響は」「道路を買い取るとした場合の費用を公表すべきでは」などの質問が相次ぎ、「問題が解決していないまま計画を進めようとしている」と反発を露にする声も出た。
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