9月の防災月間にちなみ地域の災害史を振り返ろうと、ミニ企画展「大磯の災害」が9月30日(水)まで大磯町郷土資料館の回廊で開催されている。
このミニ企画展では、100年前に発生した台風による高潮被害や、300年前の江戸時代に起こった富士山の噴火(宝永噴火)による大磯の被害などについてパネルで紹介。大磯町のマスコットキャラクター「いそべぇ」と「あおみ」が登場し、会話形式でわかりやすく説明している。
このうち風水害と噴火に関するパネルは、東日本大震災の発生を受けて翌年(2012年)に開催した企画展「大磯の災害」の展示資料から抜粋して、6年ほど前に製作したもの。今回は町危機管理課と連携し「マスクや消毒液を持っていく」「避難時に体調が悪くなった場合は、避難所に入る前に必ず自己申告する」など、新型コロナウイルスの影響が続く中で災害が発生した場合の避難時の注意点をまとめたパネルも一緒に掲示している。
企画展は開催困難
同館では新型コロナの感染拡大防止のため、4月から企画展を開催できない状況が続いている。学芸員が都内の施設などへ調査活動に出向くことが難しくなり十分な準備ができないことや、企画展には県外からの来場者も予測されることなどが自粛の理由だ。同館では「今後のコロナの状況を注視しながら、企画展再開のタイミングを計っていきたい」と話している。問い合わせは同館【電話】0463・61・4700へ。
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