サッカーJ1リーグの湘南ベルマーレが、最下位からの浮上と転落にあえいでいる。
9月13日のガンバ大阪戦では、第6節の鹿島戦(7月22日)以来、9試合ぶりに白星を挙げて最下位を脱出。勝ち点9で清水エスパルスに並んで、得失点差で17位に浮上した。
前半は、個人技に優れるガンバに主導権を握られたが守備陣が奮起。体を張ったしぶとい守備と鋭い出足で相手との距離を詰めてシュートコースを消した。試合が動いたのは後半29分。金子大毅のグラウンダークロスに攻撃参加していた大野和成が左足を振り抜いて先制ゴール。相手のシュートがクロスバーを叩いてヒヤリとするシーンも見られたが、最後まで集中力を切らさず虎の子の1点を守り逃げ切った。
だが19日の第17節で再び逆風に晒される。清水エスパルスを迎えたホーム戦に0対3で敗れ、再び最下位に転落した。
湘南は立ち上がりから持ち前の運動量で清水を自陣に閉じ込めた。FW陣は前線からプレスを仕掛け、DF陣はラインを押し上げてクリアボールを回収して攻撃を組み立てる。スタジアムに詰めた湘南サポーターは先制点を期待して、この日から解禁された手拍子で選手の背中を押した。
対する清水は外国人FW2人が攻撃をけん引。足元の技術と強いフィジカルをいかして湘南DFラインを破り、前半21分には鋭いシュートでネットを揺らしたがファールの判定に救われた。均衡が破れたのはスコアレスで迎えた後半9分。右サイドからのクロスを押し込まれて先制を許した。追いつきたい湘南は、途中出場の指宿洋史がドリブル突破や高さのあるヘッドでゴールを狙って気を吐くも、同41分に追加点、アディショナルタイムにダメ押しも奪われた。試合後、浮嶋敏監督は「不甲斐ない試合になってしまい申し訳なく思っています。相手がどこであっても自分たちの戦いをしないといけない」と今後を見据えた。
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