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「ほめる」大切さをシェア SNS中心に話題 大磯で考案

経済

公開:2020年11月27日

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「ほめほめノート」を手掛けた牧野さん
「ほめほめノート」を手掛けた牧野さん

 年齢を重ねるほどに、人からほめられる機会は減るもの。自分の良いところを毎日10個書き出すというユニークなコンセプトの「ほめほめノート」が、「前向きになれる」とSNSを中心に話題を呼んでいる。ノートを考案した大磯町在住の牧野彰邦さん(35)に話を聞いた。

 パーソナルコーチとして活動しながら、自身のコンテンツレーベル「GOOD&SHARE」を運営する牧野さん。ほめほめノートは、自身の実体験から生まれたという。勤めていた会社が大手に吸収されたことを機に転職を考えた2019年、家族と過ごす時間を大切にしたいという思いと転職活動の隔たりに行き詰まりを感じていた。「もともと自己肯定感が低く、自分は何もできないと思っていました。そんな時に、ある人から『自分がやってきたことを10個書いてみて。絶対あるから』と促され、試しにノートに書き出してみました」。思いのほか15個ほど書くことができたことで充実感を得た牧野さんは、その日から毎日10個ずつ、ささいなことでも自分のことをほめる習慣を始めた。ひと月ほど続けていると行動が前向きになり、自分や他人の良いところを見ることができるようになり「生きやすくなった」という。周囲に勧めてみると喜ばれたことから、より多くの人に実践してもらいたいとノートを制作。レーベルを立ち上げて今年8月からネット販売を始めたところ、ツイッターやインスタグラムで口コミが広がった。

他人と比べず自己肯定

 制作にあたり紙の専門商社を訪れて、手触りや書き心地など約5000種類の中から選び出した紙を使い、知人のデザイナーなどに相談しながら完成させたというノート。B6サイズの全48頁。全3色。ネット(https://shop.goodandshare.com)や大磯駅近くの「つきやま」で、1200円+税で販売中。「他人と比べず、今できていることからほめるのがコツ。これからも良いと思うものをシェアしていきたい」と牧野さん。

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