大磯警察署は、大磯町・二宮町と協力して11月18日から12月1日まで実施した犯罪被害者支援活動「ホンデリング」に、地域から不要図書2146冊の寄付があったと発表した。
ホンデリングは、寄付された不要図書の売却代金を犯罪被害者支援団体への財政支援に役立てる活動。大磯警察署では今年、管内の両町と連携し、同署や町役場、ラディアンなど5カ所に回収箱を設置して寄付を募った。本紙でも11月20日号でこの活動を紹介しており、当日から各地の回収箱に多くの善意が寄せられたという。趣旨に共感し、自宅の蔵書から100冊以上を寄付している行武経夫さん(80)=大磯町国府本郷=は「本好きにとって、思い入れのある本をただ処分してしまうのは忍びないこと。この活動に協力すれば、人の役に立ち、本が生きる。また警察が中心になって動いているので安心できる。本を持ち込んだ人は皆、同じような思いなのでは」と企画を絶賛した。今後も蔵書の寄付を続けるという。
不要図書の売却益は、犯罪被害者の転居費用やカウンセリングの充実などに活用される。大磯署では「想像以上の反響に驚くとともに、皆様のご協力に感謝しています。期間終了後も大磯署の回収箱は設置を続けるので、引き続きご支援をお願いします」と地域への感謝を述べた。
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