川崎大師平塚講
団体参拝の参加者募る
10年ぶり本尊公開で
4月24日
二宮町立一色小学校の6年生が3月16日、一色地区をハイキングした。同小学校区地域再生協議会の散策路部会が制作した散策路マップの富士見コースを中心に、古民家ふるさとの家や神明神社、富士山ビューポイントなどをめぐり、地元の歴史と自然にふれた。
見学場所でクイズに答え、謎解きをしてゴール地点を見つけるゲームの要素もあり、浄源寺では道具を使わずに巨木の幹周りを調べる課題にトライ。児童たちはケヤキの周りで両腕を伸ばして幹を囲み、身長を基に樹木の太さを割り出した。
ハイキングは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日光修学旅行が中止になった6年生に思い出を作ってあげたいと、地域住民が企画した。散策路部会と学校運営協議会に、様々な体験の場を通じた町づくりに取り組む一般社団法人あそびの庭がクイズの出題などで協力。大人たちがコースを下見し、当日の運営やガイドを引き受けた。
修学旅行に代わる卒業記念イベントは、ほかにも行われた。15日にサクラの木を植樹。18日にはPTAと学校運営協議会の協力で人間すごろく大会が開かれた。班ごとに6年生がすごろくのコマになり、体育館の床に散りばめた段ボールのマスを進んだ。マスに書かれた「好きな学校行事は」「ダンスを踊る」などの質問やリクエストにこたえて発表。仲間との時間を楽しんだ。ダンスを披露して会を盛り上げた児童は「修学旅行に行けなくて悲しかったけれど、みんなですごろく大会ができたことは良かった」と笑顔をみせた。
同校では、コロナ禍によって修学旅行を3月初めに延期していた。しかし、緊急事態宣言の再発出に伴い中止に。代替行事として予定した日帰りバス旅行も緊急事態宣言が再延長されたことで中止を余儀なくされた。
古正栄司校長は「地域の力を感じるイベントを企画していただいた。お礼の手紙を書いた子どもたちが、地域の人たちのような大人になってくれることと思う」と話した。6年生35人は23日に学び舎を巣立った。
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