大磯町は6月11日、新型コロナウイルス感染症のまん延防止のため、昨年に続き今夏も大磯海水浴場の開設を中止すると発表した。近隣では、小田原市が御幸の浜海水浴場と江之浦海水浴場の開設中止を発表、平塚市の湘南ベルマーレひらつかビーチパーク海水浴場と茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき海水浴場は感染症対策を行いながら2年ぶりに開設するとしている(6月14日現在)。
遊泳の自粛求める
「日本初の海水浴場」として明治時代から親しまれてきた大磯海水浴場だが、昨シーズンは新型コロナの感染拡大防止のため開設を断念せざるを得なかった。町と関係団体は今夏の開設にむけて、利用者の健康と安全を最優先して協議を重ねてきたが、最終的に「感染防止対策が十分になされ、地域住民の不安を払拭できる安全・安心な海水浴場の運営は困難」と判断した。町は海岸への来訪や遊泳の自粛にも協力を求めている。
海の家出店者でつくる大磯海水茶屋組合の鈴木敏勝組合長は「組合員と話し合いコロナの状況を注視してきたが、建築許可の期限や運営コストも勘案し、今夏も出店しないことを決めた。歴史ある海水浴場が開設できないことも残念だが、海に来た人に危険がないようにしてほしい」と願う。町は県や関係団体と連携し、ライフガードや警備員を配置して、海岸の監視や来訪者への注意喚起などの安全対策を行う。
なお今夏の照ヶ崎プールについては午前・午後の2部制で入場制限を行い、検温や消毒などの対策を実施しながら営業する予定。国府小学校のプールは開設しない。
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