大磯小学校(青木弘校長)の「夏休みの宿題」がユニークだと話題を呼んでいる。問題集などの課題をなくし、児童が興味を持った事柄について自由に調べて、その結果を披露する「磯っ子 めざせ○○名人!」を全学年で実施。子どもたちの主体性に働きかけた。
今年度から学校教育目標を「自ら学び 共に育つ」に一新した同校。与えられた課題をこなすのではなく、子どもたち一人ひとりが自ら課題を決めて計画的に取り組む力を育んでもらおうと、音楽教諭の杉田紀子さんと教務主任の鈴木由季さんが企画を主導した。児童らは夏休み前に計画書を作り、この夏どんなことに挑戦して名人を目指すのかを宣言。青木校長も50年ぶりにトランペットに挑戦したという。
休み明けに提出された報告書はアイデア満載。卵料理を作り続けて写真と一緒にレシピやコツをまとめたものや、花水川にわなを仕掛けてかかった生き物を記録したもの、東京五輪のピクトグラムを模造紙いっぱいに描いた大作や自作のすごろくなどもあった。学級ごとに廊下に貼り出したほか、レイアウトがきれいなもの・内容が面白いもの・継続性があるものの3部門で選ばれた作品を昇降口に展示した。
同校では今回の結果を検証し、今後の課題研究に役立てる。杉田教諭は「取り組んだ課題をきっかけに、その子がどんなことに関心があり情熱を注げるのか周囲が再発見する機会になったのでは。自分で計画し達成した経験から、困難にぶつかっても自ら考え、対応できる子に成長してもらえれば」と期待する。
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