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大磯・二宮・中井 社会

公開日:2021.10.01

みどりの愛護で大臣表彰
市民団体「湘南の森」

  • 「湘南の森」のメンバー(9月25日参加者)



 花と緑の愛護活動に功績のあった団体を称える「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の第32回受賞団体がこのほど発表され、平塚市と大磯町にまたがる高麗山と湘南平の森林保全活動に取り組む市民団体「湘南の森」が全国110の受賞団体の一つに選ばれた。





 湘南の森の前身は、整備が行き届かず荒れ放題になっていた高麗山公園のハイキング路をよみがえらそうと、2007年に地元の有志3人が下草刈りをしたのが始まり。活動を続ける間に徐々に参加者も増え、09年に任意団体として正式に発足した。12年に平塚市と植樹や植生調査などに関する覚書と協働契約書を交わしたことでさらに活動の幅を広げ、除草や枯木・罹病木の伐採のほか、植樹や自然観察会の実施、ハイキングコースのガイドマップ作成などにも取り組んできた。15年には「ふれあいの森づくり」国土緑化推進機構理事長賞も受賞している。





身近な森を未来へ





 現在の会員数は26人。平塚・大磯在住者を中心に、中学生から80歳代までのメンバーが月2回の活動に参加している。仲手川茂会長=人物風土記で紹介=は「高麗山公園は自然豊かで貴重な草花、蝶や鳥も多く、人気のハイキングエリア。そんな身近な森を未来に残したいと活動してきた。受賞を励みに、これからも活動を続けていきたい」と話している。





 湘南の森では、森林保全ボランティア活動に関心のある新規会員を募集中。問い合わせは事務局長の相原さん【携帯電話】090・3914・9726へ。

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