レモンガススタジアム平塚で7月9日に開かれた「日清食品カップ第38回全国小学生陸上競技交流大会県予選会」で、陸上クラブのVIRDS陸上アカデミーに通う杉山汐遠(しおん)君(二宮小6年)が男子コンバインドAで優勝し、全国大会への出場権を手にした。原広布理(ひろのり)君(同5年)も5位に入賞している。
コンバインドAは、80mハードルと走り高跳びの混成競技。それぞれの競技で出した記録から点数が付けられ、その総合得点で順位が決定する。
小4の秋から陸上を始めた杉山君は、同大会には初出場。大会に向けて自宅でも毎日トレーニングに励むなど、コーチの指導を実直に守って本番に備えた。大会では走り高跳びで1m25のバーを落とし悔しい思いを味わったが、80mハードルで向かい風ながら13秒19を叩き出し、総合得点で優勝を掴み取った。
「自分が納得できる走りが出せなかった」と大会を振り返る杉山君だが、大きな大会を経験するごとに自信を持ち、自分に敗れた選手たちの分も胸を張って次の大会へ挑もうという気持ちが生まれるなど、日々成長を実感しているという。「陸上を始めたばかりの頃は、思い通りに体が動かせず涙を流したこともあった。コーチやクラブの仲間にアドバイスをもらい、練習に励んできたから今がある。全国でも競技を楽しみ、自分が納得できる走りをして優勝を目指したい」と意気込みを語った。全国大会は8月20日に日産スタジアムで開かれる。
成長に期待
3位まで6年生が占めた今大会で、5年生ながら5位に入賞した原君は「優勝を目指していたので悔しい。大会でも安定した走りを出せるように練習に励み、自己ベストを更新していきたい」と誓った。大会中も常に励まし合っていたという2人を指導する濟藤未夢コーチは「ここ1カ月でグンと記録を伸ばしている杉山君と、天性のバネを持つ原君。競い合い助け合いながら成長してほしい」と期待している。
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