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大磯・二宮・中井 教育

公開日:2022.08.26

絵本から育む災害意識
山西学童で防災講演

  • 読み聞かせを聞く児童たち

 二宮町の山西学童で8月10日、防災講演が実施され、学童の児童ら35人が参加した。

 東日本大震災から11年が経ち、当時の様子を知らない子どもたちに向けて災害について教え、防災意識を持ってもらおうと、二宮町防災安全課と二宮町女性防災隊が企画した。当時小学4年生で被災し、3年前に二宮町で防災講演をした武山ひかるさん作の絵本『ひとりじゃない』と、小学3年生で母を亡くした被災者の体験談をもとに作られた『かあさんのこもりうた』の2冊が読み聞かせされた。

 児童らは東日本大震災の実際の映像を見た後、真剣な表情で約30分間、読み聞かせに耳を傾けた。物語の中で登場人物が家族を失う場面では、涙を流す児童もいた。

 「震災の映像を初めて見た。暗くて怖かった」「もっと家族や友達を大切にしようと思った」と感想を話す児童らに、女性防災隊の磯部和美隊長は「同じ年頃に被災した人の物語を通して、家族や自分の命、災害について考えるきっかけになってほしい」と頷いた。

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