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ゆめクラブ二宮が60周年 高齢者の交流に貢献

コミュニティ文化

公開:2022年9月30日

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2019年に開催された芸能大会の様子(高見澤会長提供)
2019年に開催された芸能大会の様子(高見澤会長提供)

 高齢者の仲間づくり、生きがいと健康づくりを目指す組織「ゆめクラブ二宮」が創立60年を迎え、9月に記念誌を発行した。同組織は、二宮町の17の老人クラブを束ねる連合会で、60歳以上のシニアが総勢1109人所属している。10代目会長の高見澤秀男さん=人物風土記で紹介=は「高齢者に心地よい居場所を提供するため努力したい」と展望した。

 同連合会は1963年、10クラブからなる「二宮町長寿会」として発足。後に「二宮町老人クラブ連合会」、「二宮町ゆめクラブ連合会」と改称し、創立50周年を迎えた2011年度には26クラブ、総勢1600人まで成長した。

 地域ごとの活動は、各クラブで自主的に企画されている。グラウンドゴルフ、ゲートボール、ウォーキングなどの健康づくり、趣味を生かしたコーラスや書道などの生きがいづくり、登下校時の児童見守りや公園の清掃草刈り、花の植栽などの地域貢献ボランティア活動、さらに会員同士の誕生会や茶話会などもあり、高齢者たちのコミュニティづくりに寄与している。

 60周年の記念誌には、村田邦子二宮町長のコメントをはじめ、ゆめクラブの活動や会員数の変遷、各地区クラブの会員からの寄稿文などを掲載。カラオケや弓道など、実際に活動する会員たちの姿が紹介されている。高見澤会長は「老人くさくならないよう会員の『顔』が見えるよう工夫した。自主的に活動する、1つの地域のコミュニティとして見てもらえたらうれしい」とほほ笑んだ。

繋がり活かし見守り強化

 現在は、加入者の減少やクラブのまとめ役の担い手不足、コロナ禍で活動が出来なかったことなどによる、地域クラブの解散や会員数の減少がみられる。高見澤会長は「買い物代行や電球交換など、生活を支え合える関係性を築けたら」と話す。「自治会、社協、ゆめクラブが協力し、一体となって高齢者を支えられる体制を目指したい」と今後の指針と思いを述べた。

 同連合会では「ねんりんピックかながわ2022」の協賛イベントとして、10月25日(火)に二宮町立体育館で「カーリンコン大会」を主催する。高見澤会長は「ルールがカーリングに似たニュースポーツ。気軽に参加してもらえたら」と呼びかけている。

60周年記念誌
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