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公開日:2022.11.18

大磯町長選
6氏による混戦か
役場庁舎建て替えなど争点

 任期満了に伴う大磯町長選挙が11月22日(火)告示、27日(日)に投開票される。11月14日時点で立候補の意向を正式に表明しているのは、いずれも無所属の新人6人。同町長選史上最多の候補者数となる可能性が高く、混戦の様相を呈している。町役場庁舎の建て替えや駅前整備、教育などが争点となりそうだ。

 記者会見などを通じて立候補の意向を正式に表明しているのは、東海大学非常勤講師の尾白佳隆氏(70)、前町議会議員の石川則男氏(70)、元会社役員の磯山秀夫氏(75)、前町議会議員の玉虫志保実氏(63)、県議会議員の池田東一郎氏(61)、元国会議員政策秘書の野中幸市氏(59)の6人(表明順)。

 尾白氏は、町議会で可決されている事業については継続する意向。地産地消による持続可能なまちづくり、地域人材を生かす教育モデルの確立、自然災害や地政学リスク対策などを掲げている。

 石川氏は、新庁舎を明治記念大磯邸園内に移し、文化発信と憩いの場とする構想。医療や福祉の充実、町民の声を実現する町政運営と役場の行政改革に、自身の民間での経営経験を生かす。

 磯山氏は、新庁舎は既存民間施設への移転なども含め再検討する考え。海水浴場のホワイトビーチ化、町独自のポイントカード発行と定期的なポイント付与、マスク・ワクチンフリーを掲げる。

 玉虫氏は、防災面から新庁舎の必要性に理解を示すが規模や費用のコンパクト化を図る考え。町役場の縦割り是正と労働環境の改善、町民の声に耳を傾けたオール大磯のまちづくりなど訴える。

 池田氏は、耐震補強による現庁舎の利用継続も含めて新庁舎計画を再検討。子育て・教育環境の向上や社協の立直し、地域医療充実などで暮らしやすい大磯を作り、人口減少に歯止めをかける。

 野中氏は、現行の新庁舎計画は白紙にして5年後以降に高台に設置、DX化などにより費用や機能の軽量化を図る。子育て・教育支援策を通じた町の活性化を掲げ、高齢者の移動支援も訴える。

町議補選も

 なお町長選と同日に、欠員の発生に伴う同町議会議員補欠選挙も行われる。欠員2に対し、11日と14日に行われた事前審査には3人が訪れた。

(11月14日起稿)

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