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公開日:2022.12.02
大磯町
新町長に池田東一郎氏
6人乱立の混戦制す
任期満了に伴う大磯町長選挙は11月27日に投開票され、同町史上最多となる6人の立候補者が乱立する混戦を制し、無所属で元県議の池田東一郎氏(61)が初当選を果たした。投票率は過去最低だった前回(2018年)を6・59ポイント上回る47・76%だった。
中崎久雄町長(80)=3期=が4選不出馬を表明し、新人6人が相次いで名乗りをあげる事態となった今回の町長選挙。立候補者の増加に伴い得票が分散し、当選に必要な法定得票数(有効投票総数の4分の1)に誰も届かない可能性も指摘されたが、ふたを開けてみれば知名度で勝る池田氏が有効票の半数を超える支持を集めて圧勝した。
選挙戦で池田氏は、地元選出の県議を務めた経験と実績を打ち出し「即戦力」をアピール。休止している中学校給食の早期再開や給食費無償化などで子育て世代を呼び込み、人口減少に歯止めをかけるとともに、町社会福祉協議会の運営立て直しや、来春に東海大学医学部付属大磯病院から事業継承する医療法人徳洲会の新病院への支援と連携などを掲げて幅広い層に支持を広げた。
投開票日当日の午後10時30分頃、2回目の開票速報で池田氏の圧勝が伝えられると、選挙事務所は歓喜の声に包まれた。涙を流し喜ぶ支持者もいる中、あいさつに立った池田氏は、事務所スタッフや支持者、妻への感謝を述べ「町内を自転車で走り回り、支持を訴えるなかで、日増しに手応えを感じていた。町に変革を求める大きなうねりがあった」と選挙戦を振り返った。「『大磯をもっと前へ』と町民に示した公約を一つでも多く、速やかに実現することが選んで頂いた私の使命。これまでの経験のすべてを注ぎ込み、力の限り町民の期待に応えていきたい」と新町長としての意気込みを語った。
5氏が敗戦の弁
本紙の取材に尾白佳隆氏(70)は「一町民として元の地域活動を続けながら、皆様と交流を深めていきたい。新町長には多くの町民の期待に応え、しっかりと町政運営をして頂ければ」とエールを送った。玉虫志保実氏(63)は「有権者は新しい町長を選んで満足するのではなく、きちんとその後についても目を向け続けてほしい」、石川則男氏(70)は「政策を十分に伝えきれなかった。引き続き他自治体の先進事例などを研究しながら、大磯に生かせるような提案ができれば」、野中幸市氏(59)は「知名度の差と自身の力不足を感じた。今回、皆様から頂いたご支持を大切に、しっかりとした後援会組織を作って今後に向けて頑張っていく」、磯山秀夫氏(75)は「無名の挑戦、スタッフとやりきり悔いはない。新町長には大磯を少しでもワクワクする町にして頂きたい」と、それぞれ敗戦の弁を述べた。
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