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大磯・二宮・中井 社会

公開日:2023.01.01

自転車事故が急増
高齢者・二輪車も注意

  • 自転車シミュレーター

 大磯警察署管内では、昨年11月末までに88件の人身交通事故が発生。前年比で12件増加し、大磯町と二宮町でそれぞれ1件の死者も出た。

 昨年の交通事故のうち、65歳以上の高齢者が関わる事故が41%、二輪車が関わる事故が30%と、この2つで全体の7割を占める。さらに自転車が関係する事故も前年の約1・5倍となった。

 同署では、高齢ドライバーに「動体視力・認知能力・反応時間など心身機能の衰えを自覚して、常に余裕ある運転を心がけて」と呼びかける。アクセルとブレーキの踏み間違えや車線逸脱を防ぐサポートカーや、「自身や家族の運転に不安を感じたら」と安全運転相談ダイヤル(♯8080)の利用も推奨。二輪車についても「右折対向車との事故が多い。対向車の動向に注意して運転を」とし、走行中の二輪車を停止させてヘルメットの正しい着用方法やプロテクターなどの利用を呼びかける交通安全指導も行っている。=左上写真

安全な自転車利用を

 昨年11月から『自転車安全利用五則』が変更され「交差点では信号と一時停止を守って、安全確認」「夜間はライトを点灯」「飲酒運転は禁止」など具体的な内容になった。また全年齢にヘルメットの着用も呼びかけている。同署では小学校での自転車教室や、イベント会場でのシミュレーターを使った交通安全教室などで周知を図る。

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