大磯小学校PTA広報サポ主催の「いそかぜ俳句大賞展」が、1月28日と29日に大磯町役場隣の鴫立庵で開催された。
大磯小学校の児童が詠み、今年度に発行された同校PTA広報誌『いそかぜ』に掲載された俳句の中から160句を展示。鴫立庵の本井英庵主が選んだ優秀作品18句を表彰する「いそかぜ俳句大賞」も発表され、大賞にあたる庵主賞には同校5年生の深澤龍ノ介さんの作品「手のひらに 光る螢の あたたかさ」が選ばれた。
深澤さんは、昨年の夏に二宮町でホタル観賞をした時に感じた思いを17字に込めた。「すごくうれしい。みんなからも褒められた」と受賞の喜びを語る深澤さんは、『いそかぜ』で俳句の掲載が始まった2020年度から毎回、俳句を投稿してきた「常連」。広報誌が出す「お題」(季語)に、日常の中で心が動かされた瞬間の思いを組み合わせて一句したためることを日々楽しんでいるという。「これからも俳句を詠んで、『いそかぜ』に応募していきたい」と抱負を語った。
俳句 盛んな町に
年3回発行している『いそかぜ』では、3年前から児童が詠んだ俳句を募集して掲載。投稿は1人2句までとなっているが、毎回100句を超える応募がある人気コーナーになっている。今回は今年度に掲載した233句の中から希望者の作品を展示した。広報サポの笹田美帆リーダーは「保護者の中にも、鴫立庵が日本三大俳諧道場の一つであることを知らなかったり、訪れたことがない人がいる。この機会に足を運んで親子で興味を深めてもらい、大磯でもっと俳句が盛り上がれば」と話している。
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