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公開日:2023.02.24
中井町予算案
「スタート」掲げ 選択と集中
医療費助成18歳まで拡大
中井町が、2023年度当初予算案を発表した。新たに18歳までの小児医療費無償化、諏訪地区の再開発に2億4000万円を計上する一方で、財政調整基金を3億3700万円取り崩して財源不足を補い、なかい応援大使を務める「シナモロール」のキャラクター使用契約の更新を見送るなど、事業の取捨選択と重点施策へ集中した予算編成となった。
昨年10月の選挙で初当選した戸村裕司町長が初めて編成した予算案。『今に応え、好循環につなげるスタート予算』をうたい、一般会計は前年度と比べて2億1600万円(伸び率5・2%)増の43億4900万円。特別会計と企業会計も合わせた総額は5億4000万円(同7・5%)増の77億円とした。2月28日(火)に開会する町議会に提案され審議される。
一般会計の歳入の柱となる町税は、前年度とほぼ横ばい(0・6%増)の25億円弱を見込む。国庫支出金と県支出金は2%増、地方譲与税や各種交付金は3・4%程度の減で、全体では減収の影響が上回ることから、不足分を財政調整基金からの繰入れや臨時財政対策債の借入で賄う。財調残高は約14億円となる。
暮らしの充実・魅力向上
子育て支援については、15歳までだった小児医療費の助成対象を7月から18歳の年度末まで拡大。町内の保育園等に通う園児の紙おむつを町が回収することで、保護者の負担軽減や衛生面の向上も図る。移住・定住促進のため、これまで3世代同居または近居としていた住宅取得費の補助要件を緩和し、空き家・空地対策でも購入者への補助要件の拡大や売買契約成立時に所有者へ補助を行うなどIターン層などにも間口を広げることで人口増加に繋げる。
インターチェンジ周辺(諏訪地区)で始まる土地区画整理事業については、組合に公共インフラ整備に対する事業費を補助。また誕生100年を迎える震生湖の活用のため、中井町側に駐車場や散策路を整備する。
シナモロールについては、昨年4月の大使就任以降にふるさと納税の返礼品として作製したグッズなどが振るわず、想定より費用対効果が望めなかったため新年度の契約更新を見送る。今後は町の公式キャラ「なかまる」を活用していく。
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