大磯・二宮・中井 意見広告
公開日:2023.03.10
さと通信No.2 意見広告
生活の足をどう確保するか
大磯町議会議員 吉川さとし
大磯・二宮の各地域を回っていると、生活の足である公共交通についてのご心配のお声を多く頂戴します。「運転免許を返納してから買い物も不便」という声や「バスの運行が以前は30分に一本だったのが、40分に一本になり電車との接続も悪くなった」といった声もありました。
現在、大磯町では富士見地区において補助路線バス、西小磯地区においてオンデマンドタクシーを運行しており、二宮町ではコミュニティバスを走らせ、地域の生活の足の確保に町として取り組んでいます。利便性や財源確保などの面ではどの交通手段も一長一短で、残念ながら完全な解決策はありません。
技術開発が進み自動運転バスが登場すれば、問題は解決するという意見もありますが、費用面などの課題は残ります。大きな経済成長を見込みにくく、既存の交通サービスが縮小する中、暮らしの利便性についても大きな発想の転換が求められています。
二宮町の一色地区の一部では買い物などの生活圏が中井町にあったり、大磯町の黒岩地区や西久保地区では二宮町に買い物に行く方も多いという実情があります。大磯町と二宮町(さらに言えば中井町)がそれぞれ個別に公共交通を考えるのではなく、隣接する地域を一体的に捉えて住民のニーズに最適化された公共交通を考えることが今後は大切になってくると思います。
また、今ある地域資源を最大限活用することも重要です。たとえば住民同士の自発的な相互扶助の仕組み作りや、行政と社協の連携や共同運営による公共交通の維持などについても先進事例を参考にしながら検討をすることも必要ではないでしょうか。
いつまでも住み慣れた場所で気持ちよく暮らせるために、今・ここで暮らす皆様からのご意見をお待ちしています。
吉川 諭
-
satoshi1982yoshikawa@gmail.com
ピックアップ
意見広告・議会報告
大磯・二宮・中井 意見広告の新着記事
コラム
求人特集
大磯・二宮・中井編集室
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











