戻る

大磯・二宮・中井 トップニュース政治

公開日:2023.03.24

大磯町
火葬料補助金を拡充
4月から実質負担なしに

  • 案内チラシを手にする町職員

 町民の経済的負担の軽減を図るため、大磯町は4月から火葬料補助金の上限額を拡充する。3月15日に閉会した町議会3月定例会で火葬料補助金3796万円を盛り込んだ一般会計当初予算案が可決され、補助金を従来の5万円から9万5000円に引き上げることが決まった。2023年4月1日から適用される。

 大磯町内には火葬場がなく、町民が火葬をする際には主に近隣自治体の施設を利用している。たとえば町民が平塚市聖苑(火葬場)を使用するには12歳以上の遺体で9万5000円の利用料金がかかる(平塚市民は無料)。同様に小田原市斎場を使用するには8万円(同市や大井町などの構成市町2市5町の居住者は1万2000円)、秦野斎場は7万3000円(秦野・伊勢原市民は1万1000円)がかかる。大磯町では町民の死亡による火葬料について火葬料金を負担した人に補助金を交付しているが、上限が5万円だったため、これまではその差額分が町民の負担になっていた。今回の補助額拡充で実質、町民の負担額が無くなったといえる。

 池田東一郎町長は3月議会初日の施政方針演説の中で「少子高齢化社会の進行で一人暮らしや高齢者のみの世帯も増え、高齢者を支える生活環境が厳しくなる社会情勢の中で、本人や家族にとって不安のない人生を最後まで過ごしてもらいたい」と火葬料補助金の上限額引き上げの理由を語っていた。同町町民課(【電話】0463・61・4100)は「火葬料補助金を受け取るには、火葬料金の支払いがあった日から1年以内の申請が必要となります。忘れずに申請をお願い致します」と話している。

 なお3月20日時点の二宮町の火葬料補助金は上限5万円、中井町は6万8000円(満12歳未満は3万4000円)となっている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

大磯・二宮・中井 トップニュースの新着記事

大磯・二宮・中井 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS