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公開日:2023.03.24

フィニーニョフットサル
10年の指導に感謝の別れ
ロドリゴ選手の移籍受け

  • 花束を受け取るロドリゴ選手(左)

 大磯町の「フィニーニョ フットサルスクール」で小学生らにボランティアで指導を続けてきたロドリゴ・カマージョ・デ・ソウザ選手(32)が、4月からの海外チーム移籍に伴い、約10年にわたる指導に別れを告げた。3月に行われた最後の指導日には卒業生らが多数訪れ、感謝とはなむけの言葉を送った。

 ロドリゴ選手はブラジル出身。フットサル選手として2012年に来日し、16年から移籍した湘南ベルマーレフットサルクラブでMVPや得点王に輝くなど活躍。22年にはブラジル代表にも初招集され、このほどタイのフットサルチームへの移籍が発表された。

 フィニーニョは地元出身の臼井一真さん(48)が、19年前に発足したフットサル教室。約40人の小学生が週1回、国府中学校体育館で練習に励み、大人が通うフットサルクラブも月1回活動して競技を楽しんでいる。教室名は、臼井さんと親交があったフットサルブラジル代表のフィニーニョ選手にあやかり、またフィニーニョ(スペイン語でやせっぽっち)と自身の苗字(臼井=薄い)が似ていたことから名付けたという。ロドリゴ選手とは来日当初から知人を通じて親交があり、10年程前から指導に訪れるようになった。ベルマーレの林田フェリペ良孝選手などプロも輩出している。

笑顔の別れ

 最後の指導日にはスクール生やOBと家族、Fリーグの選手らも参加した。「とても寂しいが、世界で活躍してもらいたい」と話す臼井さんは、子どもたちに「ブラジル代表のプレーを身近に見て、指導を受けられる貴重な機会だった。ロドリゴの技術や努力だけでなく、ユーモアあふれる人柄なども参考にして、これからの人生を楽しんでほしい」と呼びかけた。スクール発足時からスポンサーを務める地元美容室「HAIR GEMS」の廣木義浩店長から花束を受け取り、子どもたちから感謝の言葉を贈られたロドリゴ選手は「みんなの成長する姿が見られて幸せだった。みんなは私の家族。さよならじゃない、またね」とあいさつ。胴上げや参加者一人一人とのグータッチも行われ、笑顔で別れを惜しみ合った。

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