2023国際親善空手道場選手権大会が4月29日、30日に東京体育館で行われ、大磯町国府本郷にも道場を構える極真会館西湘支部所属の稲桜子さん(平塚市立金目中学校1年・初段)が準優勝の好成績を収めた。
国内外から約1300人が参加する極真空手の主要大会で、稲さんは海外選手1人含む全13人の組手部門、12歳女子45kg超級に出場。昨年大会でも準優勝しており、2回戦からのシード参加となった。
体格不利も接戦へ
初戦は延長戦までもつれ込んだが、得意技の横蹴りや中段回し蹴りがさえ、技ありで勝利。準決勝も2度の延長となる激戦となったが、判定勝ちで決勝に進んだ。決勝は惜しくも判定負けを喫したが、稲さんは「2年連続で準優勝できてうれしい」と喜んだ。
45kg超級の中では小柄な稲さんは、体格で不利な状況を想定して年上選手などを相手に稽古を重ね、大会に備えてきた。「相手が大きくても関係ない。前回出せなかった膝蹴りなどを上手く使って戦えた」と試合を振り返る。
憧れられる選手に
極真空手は、3歳の頃に父親の勧めで始めた。今では弟とともに週5日は道場に通い、休日に自主練習することもあるほど熱を入れている。「周りに憧れてもらえるような選手になること」を目標に、心身の成長に向けて鍛錬に励む日々だ。
7月にも大会を控える稲さん。「優勝を目指して、課題のパンチをもっと多く出せるようにこれからも練習していく」と次の戦いを見据えた。
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