今年3月から、徳洲会グループが運営する75番目の病院としてリニューアルした「湘南大磯病院」(旧東海大学医学部付属大磯病院)。6月からシャトルバスが運行するなど、地域へのサービスがより一層充実し始めた同院について、池田東一郎大磯町長と島田英雄院長に話を聞いた。
―「湘南大磯病院」となったことで変わった部分、変わらない部分を教えてください
島田院長 見た目では看板が変わっただけですが、電子カルテなど院内のシステムが徳洲会のものに変わりました。これにより、全国の系列病院との連携が取りやすくなります。現時点で、沖縄から北海道まで、看護師の応援に来てもらっています。患者を診る医療体制は変わっていません。
産婦人科も検討を継続
―町の強い要望で小児科が復活したと聞きました。町と病院の今後の連携について教えてください
池田町長 まずは災害時の医療連携協定を新たに結び直しています。小児科の復活とともに、産婦人科の強い要望があり、医師の確保など難しい課題がありますが、検討は続けていかなければいけないと思っています。大磯町としては、将来的には二宮町にも呼びかけて、病院機能の更なる向上など力を合わせたい。また、医療行政の中でも検診の部分の協力関係をさらに発展させたい。医療講演などお医者さんが町に出てきて、町民に予防医学的な知識をくれる機会もありがたいと思っています。
島田院長 病気の診断だけでなく、介護や在宅、生命の最終段階についての考え方など、元気な時でないと考えられないこともある。行政と連携を取り、包括的に町民の生命を支えたい。町民からの要望が多かったのはシャトルバス。駅と病院の巡回ですが、途中下車できるようにしてという要望は早速届いています。安全運行のため、町にも相談していきたい。
「治療うけてよかった」24時間診療で目指す
―大磯町から病院へ、また病院から町へ期待することは
池田町長 徳洲会グループの特徴でもある、24時間の診療体制(外来が終わる午後5時以降は8時まで内科・外科の夕診、8時以降は当直医・相談医が対応)については頼もしい病院の誕生だと期待しています。町としてもバックアップしていきたい。
島田院長 バックアップという言葉をいただけてありがたい。地元の総合病院として、医師会をはじめとする地域との連携を大切に、「湘南大磯で治療をうけて良かった」と言ってもらえる病院を目指したい。
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